11月8日に開催されたジャパンK9ゲーム・チャンピンシップ大会に、「team perro dogs home」が出場しました。
結果から申しあげると、チーム総合成績が4位、個人賞としてドギーダッシュ3位、テイク&ドロップとミュージカルチェアで1位をいただきました。 また、メンバーの1人が個人総合で2位を獲得しました。
チャンピオンシップ大会に招かれただけでも望外の喜びであったのに、そのうえ、このような好成績を得ることができて、チーム一同ほとんど夢見心地です。
さらに、私たちにとってなにより嬉しかったのは、K9ゲームならではの賞といえる「Good Sportsmanship賞」と「Most Happy Dog賞」「Dog of the Day賞」(*)をチームのメンバーが受賞できたことです。 (*)12/02に間違いを訂正しました。関係者の皆さまには深くお詫びいたします。以後の文章に若干の齟齬が生じますが、そのままとします。
「(人も犬も)Happy」であることと「Sportsmanship(fairness)」は、私たちがK9ゲームのみならず、保護譲渡活動においても、たえず希求してきたことでした。それだけに受賞の喜びはひとしおでした。
チーム結成から1年でここまでこれたことに、あらためて深い感慨を覚えます。
誤解のないように申し添えておきますが、私たちは――というよりK9ゲーム大会の出場チームは――順位や勝ち敗けだけを汲々として追い求めているわけではありません。 もちろん、日々の努力を、最高の果実として大会で収穫したいと考えるのは人として当然ですし、プレイヤーは犬も人も真剣勝負で臨んでいます。 しかしK9ゲーム大会では、それ以上に高次の「見えない規範」が存在しているように思います。それは明文化された規則ではありません。参加する1人ひとりの胸に刻まれているものです。 そのひとつがHappyであり、またSportsmanshipである、と私たちは理解しています。
勝ち負けにこだわるとげとげしい雰囲気や、判定に対するクレームといった一部のスポーツの試合で見慣れた光景は、ここにはほとんど見られません。 いうなれば、どこにも敗者は存在しません。すべての犬と人が幸福な勝者であるべき、そういう大会なのです。
いや、ここで千万言を費やすより、一度ぜひ、K9ゲーム大会の会場に足を運び、皆さんの目で実際に見、感じていただきたいと思います。
最後に、地区大会をはじめK9ゲーム大会に参加したすべてのチームの人と犬、そして大会運営者の皆さんには、深くお礼を申しあげたいと思います。素晴らしい経験をさせていただきました。 「永遠にこの幸せが続いてほしい気がした」という1人の出場メンバーの言葉は、私たちのチーム全員の胸のうちをこれ以上ないほど的確にいいあらわしています。(C)
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2009年11月10日(火)
No.164
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